第29回 日本健康教育学会学術大会

2021年9月11日(土) 12日(日)
オンライン開催

学会長あいさつ

第29回 日本健康教育学会学術大会の開催にあたって

 「夏」というと、お休み、お祭り、お墓参り、帰省、旅行、ビヤホール・・・など、日常から少し離れて、ほっと一息できる時期でした。ところが、連日のオリンピック中継が終わり、お盆が過ぎ、新型コロナウイルスの猛威と牙をむく自然災害・・・など、とても落ち着ける状況ではありません。

 このような中、青森での皆さまの「再会」を期して準備を進めてきた第29回 日本健康教育学会学術大会について、「完全オンライン」への切り替えをお伝えするのは、たいへん残念なことです。しかし、「我慢の夏」を受け入れざるを得ません。

 大会テーマは、「わかっているけれど実践しない相手を動かすには? ~現場×研究の力で、健康社会を実現する~」です。これは、私たちにとって常に大きなチャレンジです。「行動変容の難しさ」に多くのHealth EducatorやHealth Promotorは直面し、日々悩んでいます。そして、新型コロナウイルス感染症拡大の中で、これほど「行動変容」の重要性と困難さが国民に広く共有された時代も無いでしょう。このテーマについて理解を深め、実践につなげるために、特別講演、シンポジウム、特別企画などを企画しました。皆でともに考えながら前進できれば、とても嬉しいことです。

 一般演題(口述、ポスター、ラウンドテーブル)については、100を超えるお申し込みをいただきました。オンラインであっても、お互いにつながりながら活発な意見交換ができるように工夫したいと思っています。また、大会後には「交流会」(お疲れ様会)も企画しています。久しぶりの方々との「おしゃべり」を楽しみたいと思います。

 限られた人数の会員による手作りの運営となりますので、ご不便をおかけすることも少なくないと思いますが、できるだけ快適に2日間ご参加いただけるようにしたいと考えています。カメラ越しとなりますが、皆さま9月にお会いしましょう。


2021年8月17日@青森にて
第29回 日本健康教育学会学術大会 学会長 吉池信男
(青森県立保健大学ヘルスプロモーション戦略研究センター)